歯の根の治療をする際、根の中の消毒を行いますが、今日はどのように行っているか説明します。

歯の根は木の根と同じで１本の根に対して細かく枝分かれした複雑な構造をしています。

そのため細かく枝分かれしている部分に対して可能な限り消毒したいのですがそれには工夫が必要です。

まず消毒薬を根の中に入れて超音波の出る器具で撹拌させます。その後、消毒薬を浸透させるために１分ほど待ちます。この作業を数回繰り返します。

消毒薬を浸透させている間、口を開けておかなければならないため少し辛いかもしれませんが、より良い治療を行うためにご協力をお願いします。

(歯科医師　M.T)

皆さんは根の治療をする際、何からスタートするかご存知ですか？

当院では根の治療を行う際、まずラバーダムをするようにしています。

ラバーダムとは治療する歯の周りにかけるゴム製のマスクのことを言います。

ラバーダムを行うことのメリットは

①治療する歯に細菌や唾液が入らない

②薬液が粘膜に触れることを防ぐ

③治療器具を誤って飲み込むことを防ぐ

などたくさんあります。

デメリットは

治療中、患者さんが口を開けておかないといけないことです。

より確実な治療を行うためにはラバーダムは重要です。ずっと口を開けておく必要があるため、普段から顎が痛くなりやすい人は顎を楽にするためのバイトブロックというものを噛んでもらいます。少し辛いかもしれませんが、ご協力をお願いします。

(歯科医師　M.T)

最近、「ながら食べ」をする人が増えているようです。

「ながら食べ」とは、仕事をしながら菓子などを食べる、

テレビや動画などを見ながら菓子などを食べるなど、

かをしながら菓子などを食べることを言います。

これはコロナウイルス感染拡大の影響で在宅時間が増えたことが影響しています。

「ながら食べ」をすることで虫歯や歯周病になりやすくなることが懸念されます。

間食する時はダラダラ食べるのではなく、

時間のメリハリをつけて食べるようにしましょう。

そして、虫歯予防にはフッ素洗口、

歯周病には歯と歯の間を意識したブラッシングを忘れないようにしましょう。

（歯科医師　M.T）

コロナウイルスの影響で歯が欠けたり破折している人が増加しています。

https://www.nytimes.com/2020/09/08/well/live/dentists-tooth-teeth-cracks-fractures-coronavirus-stress-grinding.html

このことがニューヨークタイムズの記事になりました。コロナウイルスによるストレスが原因で

歯ぎしり、食いしばりが多くなっていることが原因のようです。当院でも去年に比べ、歯が欠けたりヒビが入ったり割れたりする患者さんが増えています。リラックスする時間を持ち、歯を楽にしてあげましょう。

(歯科医師　M.T)